Project Description
概要
クライアント: 一般社団法人 病院マーケティングサミットJAPAN ワカモノ未来共創部/学校法人河合塾/株式会社KJホールディングス
種別: A4フライヤーデザイン(協力病院募集用)
担当範囲: グラフィックデザイン
公開: 2025年
背景・課題
医療を志す中高生が「医療のリアル」に触れる機会は、極めて限られています。ドラマやSNSから得た断片的な情報が先行し、現場の実情とはかけ離れた医師像を抱いたまま進路を選ぶケースも少なくありません。この課題に対して学校法人河合塾と病院マーケティングサミットJAPANが立ち上げたのが、3泊4日の宿泊型探究学習プログラム「キミはまだ本当の医療を知らない〜地域医療徹底取材4Days〜」です。中高生が見学者ではなく取材者として病院に入り、医療従事者への取材を重ねて、最終日に「医療人とは何か」を発表する企画です。
本フライヤーは、このプログラムを受け入れてくださる協力病院を募るためのツール。読み手は多忙な病院関係者であり、「生徒の職場体験の受け入れ依頼」と一瞬で判断されれば、その先は読まれません。教育プログラムとしての本気度と、受け入れる病院側にも価値が生まれることを、A4一枚で同時に伝える必要がありました。
制作意図
主役を医療現場ではなく中高生に置きました。制服姿の2人が病院を見上げる後ろ姿を大きく配置し、読み手である病院関係者が「この生徒たちを迎える側」の視点に自然と立てるようにしています。背景に空と病院、救急車を収めることで、舞台が地域医療の現場そのものであることも一目で伝わります。
タイトル「キミはまだ本当の医療を知らない。」は円形の吹き出しに縦組みで収め、鉛筆のイラストを添えました。問いかけの強い言葉が主張しすぎないよう、やわらかい形と青のトーンで包んでいます。
企画内容は情報量が多いため、3つのコンセプトを均等な3カラムに整理し、「取材者」「地域」「体験」というキーワードだけを大きく立てました。細部を読まなくても、プログラムの柱が何かは視線を走らせるだけで残ります。
紙面下部には、病院側に生まれる価値を3色のブロックで独立させました。広報・採用・職員のモチベーションという具体的な効果を依頼の文脈から切り離して提示することで、協力を検討する材料として機能させる狙いです。
関連導線: ワカモノ未来共創部2024年度活動ダイジェスト映像・未来共創スタディツアー クラウドファンディング告知用チラシデザイン(同部の関連実績)/デザイン制作サービス