概要
クライアント: 医療法人八女発心会 姫野病院(福岡県)
種別: 採用ブランディング映像(救急救命士編/5職種シリーズ)
担当範囲: 企画・構成/ディレクション/撮影/編集
公開: 2025年
背景・課題
姫野病院が採用映像で第一に伝えたかったのは、地域に根ざした医療そのもの。八女のこのまちで暮らす人たちの生活を、職員がどう支えているのか。給与や設備といった条件面ではなく、地域のために働くという姿勢に共感してくれる人に届けたい。それが本企画の出発点でした。
用途はWEBサイトへの掲載だけでなく、採用イベントや学校訪問など求職者と直接顔を合わせる場でも使いたいというご要望がありました。ブースの前で足を止めた相手に、その場で短く見てもらう。そうした場面も想定した設計が必要でした。
企画意図
全5本を「このまち」というフレーズで統一して制作。単なる勤務地としての地域ではなく、守り、つなぎ、育てる対象として地域を捉え直し、それぞれの職種の役割を「このまちのため」という文脈で再定義しています。目の前の患者さんへの一つひとつの行為が、積み重なって地域全体を動かしている。この視点を5職種で共有することで、並べて見たときに姫野病院という一つの像が立ち上がります。抽象的な理念は、職種を象徴する身体部位にフォーカスして視覚化。職種ごとの役割や象徴性を直感的に伝えられるため、短い映像や一枚のビジュアルでも強い印象を残せると考えました。
もうひとつの軸がテンポです。撮るのは演出された理想像ではなく、実際に働く人の眼差しと手つき。それを力強くアップテンポなBGMに乗せ、最後まで飽きさせない流れに組み立てました。
救急救命士編の軸は「背中」です。現場へ駆け出す背中、命の最前線へ向かう背中。一秒を争う判断の重さと、責任に押しつぶされそうになりながら諦めない姿を、背中越しに描いています。決めコピーは「背負うのは、このまちの命。」。救うだけでなく、現場から病院へ、その先へと命をつなぐ役割として位置づけました。
この企画では、出演していただく職員の「体験」も重視しています。ナレーションは、プロに任せた方が仕上がりは良くなるところを、あえて職員自身に依頼。撮られるだけの立場ではなく、映像を一緒につくる側に立ってもらうためです。収録前には映像のコンセプトと、日々の仕事が地域へどう広がっているかを文章にしてお渡ししました。
病院は閉鎖的になりがちで、毎日が同じ形で過ぎていきます。撮影という非日常は、自分の仕事とあらためて向き合うきっかけになります。誇りを持てる人が職場に一人増えれば、それは周囲へ伝わり、やがて病院の外へも広がっていく。採用映像は求職者に向けたものであると同時に、いま働いている人に向けたものでもあると考えています。
関連導線: 同シリーズ ── 看護師編・介護士編・理学療法士・作業療法士編・言語聴覚士編/姫野病院リクルート映像シリーズ(2025年)/映像制作サービス






















































